【2022/12/31】『星のカービィWii デラックス』発売前考察
帰ってきた夢の国
1.『星のカービィWii』が帰ってくる
来年2023年2月24日にNintendoSwitchで発売される『星のカービィWii デラックス』。カービィファンの間で根強い人気を誇る『星のカービィWii』のリメイク作品です
この記事では現時点で公開されている情報についておさらいやちょっとした予想などをしていきます。予想はあくまでも予想なので鵜呑みにしないようお願いします
Nintendo Direct 2022.9.13で公開されたトレーラー
ソフト紹介ページ
トピックス
2.『星のカービィWii』とは
『星のカービィWii』は2011年にWiiで発売された星のカービィシリーズのメイン作品のひとつ。ゲームキューブ時代から開発がスタートし、さまざまな紆余曲折を経て発売された『星のカービィ64』以来11年ぶりとなる据え置きハード向け星のカービィです
11年ぶりの据え置きハードカービィ
初心者から上級者まで楽しめるというシリーズの魅力はそのままに、『星のカービィ スーパーデラックス』のようなコマンド入力式のコピー能力や『星のカービィ64』のような3Dで立体的に描かれたキャラやステージ、シリーズファンがニヤリとするような小ネタなど歴代作品のいいとこどりのような作りが特徴となっています
「新しさ」と「カービィらしさ」の融合
もちろん、本作ならではの新要素も盛りだくさん。コピー能力を超える強力な「スーパー能力」や据え置きカービィ初の「4人同時プレイ」、彼方からやってきた旅人「マホロア」や完全新作の「サブゲーム」など新鮮な要素がたくさん詰め込まれています
「歴代作品の要素」と「盛りだくさんの新要素」が詰め込まれた作風はカービィシリーズのスタンダードとして今日の作品にも受け継がれ続けています
スーパー能力の1つ「ウルトラソード」
3.判明済みの新要素・変更点
ここからは現時点で判明済みの新要素や変更点を振り返っていきます。現時点でも大きな新要素から細かな変更点までたくさん判明しています
キャラクターのデザイン
多数のキャラクターのデザインが直近で発売された『星のカービィ スターアライズ』や『星のカービィ ディスカバリー』に準じたものに変更されています
中でも『Wii』と『ディスカバリー』でデザインの違いが大きい「デデデ大王」はイメージが大きく変化。そのほか、「メタナイト」は装飾のディテールがより細かくなり、「バンダナワドルディ」はスピアに巻かれたリボンの色が変わりました
また、各キャラクターに黒いフチ取りがされるようになりました。視認性の向上のためなのかもしれないですが理由は果たして…
キャラデザ新旧比較(上:Wii 下:Switch)
グラフィック
変化したのはキャラクターのデザインだけではありません。ステージのグラフィックもより美麗に変化しました。ディテールもWii版以上に鮮明に描かれています
キャラデザ新旧比較(上:Wii 下:Switch)
新能力「アーマー」
Switch版ではWii版のコピー能力に加えて新コピー能力「アーマー」が追加されます。ジェットで空を飛んだり、強力なレーザーで攻撃したりと見た目からしてパワフル
また、アクションはどことなく『星のカービィ ロボボプラネット』の「ロボボアーマー」を思い出させられます
超パワフル!新能力「アーマー」
かつて共に戦った相棒「ロボボアーマー」
なつかしのサブゲーム
サブゲームの数も大幅に増加!新作サブゲームとして指定された本を誰よりも早く奪い取る「みつけて!マホロア図書館」が追加されるほか、歴代作品から何種類かサブゲームがリメイク収録されます。現時点で判明しているリメイクサブゲームは「刹那の見斬り」「スマッシュライド」「爆裂ボンバーラリー」の3種類
新旧さまざまなサブゲームが追加
異空間
スーパー能力を使用することで行くことができる「異空間」。Wii版では白黒で描かれていましたがSwitch版では色が付いています
同じく異空間(アナザーディメンション)が登場する『スターアライズ』の「アナザーディメンションヒーローズ」などでは色が付いていたため、本作でもそれに準じたデザインにしたかったのかもしれません
色の付いた「異空間」(上:Wii 下:Switch)
コピー能力のデザイン
既存コピー能力の1つ「ウィング」のデザインがWii版から少し変化しました。一番最後にウィング能力が登場した『スターアライズ』では『Wii』と同じデザインであったため、シリーズ全体で見ても本作独自の新要素ということになります
『ディスカバリー』でデザインが変化した「ファイア」もそれに準じたデザインになっているかも…?
よく見たら何かが違う「ウィング」
ギャラクティックカウンター
Nintendo of America版トレーラーでは剣を構えて防御するメタナイトの姿が見られました。これはおそらく『スターアライズ』で追加されたメタナイトのカウンター技「ギャラクティックカウンター」だと思われます
同じく『スターアライズ』で追加されたデデデ大王の「スーパーデデデジャンプ」やバンダナワドルディの「大地づき」が追加されているかにも注目したいです
「ギャラクティックカウンター」と思われる技
バンダナワドルディ
プレイヤーキャラの1人として登場するバンダナワドルディ。Wii版では「ワドルディ」表記でしたがSwitch版では「バンダナワドルディ」表記に変化しています
微細な変更点ではありますが、「1人の特別な個性を持ったワドルディ」として扱われるようになったと思うと個人的には嬉しく感じます
アシストスター?
Nintendo of America版トレーラーではWii版に無かった謎のストックらしきアイコンが
『トリプルデラックス』『ロボボプラネット』の「アシストスター」や『ディスカバリー』の「ストックアイテム」のような持ち込みアイテムが登場するかもしれません
ストックらしき謎のアイコン(一番下)
4.予想・願望
ここからは現時点で判明していない事柄に関する予想や「こうなっていてほしいな」という個人的な願望を記していきます
リメイクの方向性
王道カービィのリメイク作品としては『星のカービィ 夢の泉デラックス』『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』に続く本作
今回のリメイクはこれらの作品と同じく「基本的には原作準拠。あまり差し障りの無い場面で新要素をあれこれ追加」という方向性になってほしいと思っています
個人的に『ウルトラスーパーデラックス』のモード「はるかぜとともに」で原作になかったタイトルBGMやムービーBGMが追加されているというのが好きだったので、このように今回も変更してあまり問題の無いシーンにちょくちょく手を加えていってほしいです
『USDX』の「はるかぜとともに」。原作をベースに演出面でパワーアップ
そのばかいひ
ガード中に十字ボタンを押すことで敵の攻撃を回避できるアクション「そのばかいひ」。ボス戦などで体力を温存したいときに役立つ、現在のカービィシリーズに欠かせないアクションの1つだと個人的に思っています
初出が『トリプルデラックス』のため『Wii』には搭載されていませんでしたが、Switch版では近年の作品と同様に搭載されていると嬉しいです
敵の攻撃をかわせる「そのばかいひ」
コピー能力の技構成
『Wii』の一部のコピー能力には『トリプルデラックス』以降収録されていない技もいくつか存在します(例:ファイアの「かいてん火ふき」)。その逆もしかり、『トリプルデラックス』以降新たに追加された技もいくつかあります(例:ソードの「スカイエナジーソード」)
技構成は『Wii』をベースにしつつ、入れられる範囲で『トリプルデラックス』以降に追加された技も収録されると個人的には嬉しいです
『Wii』独自の技「かいてん火ふき」
BGM関係
欲望全開なことを言ってしまえば「原曲とアレンジ曲両方収録、任意で好きな方に切り替え可能」という機能が欲しいですが、何作品も並行して作っていたことを考えるとさすがに厳しいか
とはいえ、新曲も何曲か収録されていそうなので楽しみです。あとはサウンドルームの仕様が『ディスカバリー』の「町かどワドライブ」準拠になっていると嬉しいです(曲名の表記あり、音符の色で担当者の判別が可能という仕様)
『ディスカバリー』の「町かどワドライブ」
待機モーション
プレイヤーが何も操作していないときにカービィたちが行う待機モーションにも新しいものが追加されていると嬉しいです
中でもバンダナワドルディは『Wii』ではほぼカービィと同じだったため、カービィとは違うモーションも増えてほしいです(『スターアライズ』の目を輝かせてスピアを眺めるモーションとか)
『スターアライズ』でのバンダナワドルディの待機モーション
謎のマホロア城(仮)
タイトル画面にはWii版には無かった「マホロア」を模した城のような施設が。どのような施設かはまだ不明ですが、前述のサブゲームを収録してある施設のような気もします
欲張ったことを言えば『20周年スペシャルコレクション』の「もっとチャレンジステージ」か完全新規のモードであってほしいなぁなんて(おこがましい)
いかにも怪しい…
5.あとがき
『星のカービィ』30周年のフィナーレを飾る『星のカービィWii デラックス』。過去に何度もプレイしたタイトルですが、それでもなお新鮮な要素がいろいろありそうなので今から発売が待ち遠しいです