【2020/5/13】アルファドリーム初期のRPG トマトアドベンチャー
トマト嫌いの少年の冒険
1.アルファドリームの隠れた名作
今回は2002年にゲームボーイアドバンスで発売された『トマトアドベンチャー』を紹介。トマトが嫌いな少年「デミル」がガールフレンドの「パサラン」を助けるべくケチャプー王国を冒険します。
このゲームの開発元は『マリオ&ルイージRPG』シリーズでおなじみのアルファドリーム。システムは多少違えどこのゲームはある意味「マリルイシリーズの先祖」とも言えるでしょう。
2.ギミックを駆使したバトル
『トマトアドベンチャー』の目玉となるのが「ギミック」を使ったバトル。ギミックとはこのゲームにおける「攻撃技」のこと。それぞれに「コマンド」が設けられており、タイミングよくボタンを押す「タイミング」、ボタンを連打する「れんだ」、速さが求められる「スピード」、バラエティに富んだ「ドキドキ」の4つに分類されます。
タイミングよくボタンを押す「はぐるまヨーヨー」
また、ギミックはそれぞれ難易度を調整することができ、難易度が低いほどダメージが少なく、難易度が高いほどダメージが多くなります。得意なギミックは難易度を上げるといいかも。
同じ「はぐるまヨーヨー」でも難易度が大きく変化
さらに、攻撃を連続で成功させると「すごいのゲージ」が溜まっていき、一定の値を超えると強力な技「すごいの」を使うことができます。「すごいの」は強力ですが、ギミックのコマンドを1回でも失敗すると「すごいのゲージ」が無くなってしまうので注意。
「すごいの」の1つ「メカメカパニック」
3.個性豊かなキャラクターたち
本作はキャラクターも魅力。ちょっぴりミーハーな女の子「アレサ」や大柄なデザイナー「ソフビ―」、行く先々でデミルたちをサポートする「レレク」といった味方はもちろん、ケチャプー王国国王「アビーラ」やその手下の「ブリッキ&ゴリッキ」などの敵キャラも含めて個性派がそろっています。
実はアビーラの大ファン!?仲間の1人「アレサ(デミルの右)」
4.あとがき
アルファドリームがマリルイシリーズより前に生み出したRPG。アクション要素の入った戦闘など後のマリルイシリーズに受け継がれた部分も多いので一度プレイしてみてください。WiiUを持っている方はバーチャルコンソールでも楽しむことができます。